環境を準備する。
まずは、OpenArmsのネットワークを作成する。VPNサーバをルータ化してOpenArmsの出入口にする。
こんな感じ
説明:
eth0: インターネットに接続される(OpenArmsの出入口)(192.168.xxx.xxx/24 xxxは環境によって変わる 対向はswをかませて家庭用ルータね)
eth1:openarmsの管理用ネットワーク(10.0.0.0/16)
eth2:openarmsのプロバイダネットワーク (172.16.0.0/16)
サーバ設定:
OpenArmsサーバにTera Termでログインして管理者ユーザにスイッチする。
ネットワークの設定をするので下記コマンドを実行
vi /etc/netplan/51-cloud-init.yaml
下記画像を参考にネットワーク設定をする。各環境に合うように黄色部分を埋める。
viで編集が終わったらネットワーク設定を反映させる
ipv4 フォワーディングを有効にするため、カーネルの設定ファイルを編集する。
vi /etc/sysctl.conf
net.ipv4.ip_forward=1にする。ファイルを保存してviから抜ける。
設定を有効化する。
iptablesでipマスカレード設定をする。
iptables-persistent パッケージをインストールする
sudo apt install iptables-persistent
ルールの設定をする。
iptables -t nat -A POSTROUTING -s 10.0.0.0/16 -j MASQUERADE
iptables -t nat -A POSTROUTING -s 172.16.0.0/16 -j MASQUERADE
設定の保存と再読み込み。
sudo /etc/init.d/netfilter-persistent save
sudo /etc/init.d/netfilter-persistent reload
iptables-persistent サービスの状態確認
sudo systemctl status netfilter-persistent
ルールの確認
cat /etc/iptables/rules.v4
*natの部分を確認する
ネットワークを管理しているsystemd-networkdサービスの状態確認
sudo systemctl status systemd-networkd
ネットワークデバイスの状態を確認する。
以上でサーバの設定完了です。
自端末から疎通確認
自端末はWindowsの想定
静的ルーティングを設定するのでコマンドプロンプトを立ち上げる。
route -p add 10.0.0.0 mask 255.255.0.0 192.168.xxx.xxx metric 1
route -p add 172.16.0.0 mask 255.255.0.0 192.168.xxx.xxx metric 1
静的ルーティングの確認
疎通できるか確認する。
ping 10.0.0.1
ping 172.16.0.1
以上