こんにちは、OpenStackでクラウド基盤を設計、構築しているCS部 ほりです。
このブログは備忘録的なものとして作業証跡を載せておきます。私の文章力は小学生以下ですのでご了承ください。
みなさんはRaspberry Piを知っていますか。Raspberry Pi / ラズベリーパイ (通称: Raspi / ラズパイ)は、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。当初は教育用に発売されたカードサイズのコンピュータですが、現在は産業用にも幅広く利用されています。今回のプロジェクトでは、2020年10月現在最新モデルのRaspberry Pi 4 ModelB 8GBを使用します。
本稿は環境の準備編です。まず組み立てました。クラウド基盤の構成図など最初に説明しないと意味がわからないと思いますが、のちのち時間があるときに作成していきます。
ラズパイと組み立て部品でこうなります。
さらに組み立てていきます。
だいぶ端折りましたが、完成です。
4組がOpenStack、1組がSoftEther VPN Serverになります。
SoftEther VPN Server用のOS、Raspberry Pi OS (32bit)をSDカードに焼きます。
(Macの使い方がまったくわからないです。汗)
SDカードをセットしてラズパイに配線します。
電源を入れます。左下のLEDが点灯します。
Raspberry Pi OS が起動しました。
ひとまずセットアップが完了しました。フリーのウイルスソフトのインストールやOS回りのセキュリティ設定などもやらないといけないですね。ラズパイのパッチなんか聞いたことがないですけど、あるのかな。調査が必要です。(ここら辺も後回しです)
次はSoftEtherのインストールです。インストールのやり方が書かれているサイトがありますので、その通りにインストールしていきます。ちなみに今回はRaspberry Pi OSにSoftEtherをインストールしました。
参考サイト:Ubuntu 20.04 arm64bit on Raspberrypi 4にSoftetherを導入する
https://qiita.com/Shachihoko/items/543eea4c95153c719224
SoftEther VPN Serverのインストール手順
前提パッケージのインストール
$ sudo apt install build-essential
$ sudo apt install libreadline-dev libssl-dev libncurses-dev libz-dev
ソースのダウンロード
$ wget https://github.com/SoftEtherVPN/SoftEtherVPN_Stable/archive/v4.29-9680-rtm.zip
$ unzip v4.29-9680-rtm.zip
$ cd SoftEtherVPN_Stable-4.29-9680-rtm
ビルド
インストール
$ make
$ sudo make install
サービス登録
$ sudo nano /etc/systemd/system/vpnserver.service
Unit定義ファイルの中身
[Unit]
Description=SoftEther VPN Server
After=network.target network-online.target
[Service]
ExecStart=/usr/bin/vpnserver start
ExecStop=/usr/bin/vpnserver stop
Type=forking
RestartSec=3s
[Install]
WantedBy=multi-user.target
サービス起動
$ sudo systemctl start vpnserver
$ sudo systemctl enable vpnserver
SoftEther VPN Serverのインストールが完了しました。この後は、SoftEther VPN Serverのマネージャからの登録作業になりますが、それは次回になります。
今日は以上です。
ご視聴ありがとうございました。